ＰＳＡ論議

ＰＳＡ論議

前立腺にがんができると、前立腺から精液中に分泌されるたんぱく質（ＰＳＡ＝前立腺特異抗原）が、血液の中に異常に多く出てくる。

ＰＳＡ値は、あらゆる腫瘍（しゅよう）マーカーの中で最も有用な一つとされ、

「血液検査でわかるがんは、白血病と前立腺がんだけ」といわれる。

先年、このＰＳＡ検査の集団検診について、厚生労働省の研究班が「実施を推奨しない」との報告書案を公表した。

日本泌尿器科学会は猛然と反発している。

厚労省研究班の

「集団検診で死亡率が減るかどうか、証拠が不十分」という指摘に対して、

泌尿器科学会は、

「米国では、５０歳以上の男性の７５％は１回以上ＰＳＡ検診を受けていて、死亡率の低下が確かめられている。

米がん協会と米泌尿器科学会もＰＳＡ検診を推奨している」と反論している。

アメリカでは男性のがんの発病率１位、死亡率２位（１位は肺がん）が前立腺がんだ。

その国のデータだ。

信頼性は高いと思う。

何ら科学的根拠のない個人的意見だが、ＰＳＡ検診、受けたほうがいいのではないか。

タグ：日本泌尿器科学会 前立腺 米泌尿器科学会 米がん協会 厚生労働省 ＰＳＡ値 前立腺特異抗原