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かゆみの医学=3 [医学・医療・雑感小文]

内臓の鏡

皮膚にかゆみだけがあって、発疹などの病変はなにも認められない「皮膚掻痒(そうよう)症」の原因の多くは皮膚の乾燥だ。

だがそうではなく、内臓の病気の一症状としてかゆみが生じることがある。

糖尿病とか甲状腺機能障害などのホルモンの病気、肝臓の病気、腎臓疾患、血液疾患、寄生虫、薬の副作用、ストレスなどさまざま。

「皮膚は内臓の鏡」といわれるゆえんだ。

皮膚掻痒症は老人に多くみられるが、この場合はむろん年齢は無関係。若い人でも起こる。
かゆみ止めを塗ったり、のんだりしても治らないときは、詳しい検査を受けたほうがよい。

ストレスでかゆくなるのは、ニューロ・ペプタイドという神経物質が出て、マスト細胞(肥満細胞)などの機能を活発にして、かゆみを起こすヒスタミンなどが放出されるからだ。

実際のメカニズムは、もっとややこしく複雑なのだが、簡単に説明するとそういうことになる。

円形脱毛症やニキビ、じんましんなども、神経とマスト細胞の影響を受けるので、ストレスから起こりやすい。
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