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転ばぬ先のD [医学・医療・雑感小文]

 転ばぬ先のD

骨をつくるのに、カルシウムと同じように、ビタミンDが欠かせない栄養素であるのは、よく知られているが、筋肉にも有効に働くことが明らかになってきた。

─と、メディアセミナー「ビタミンDの新しい役割」で、細井孝之・国立長寿医療センター先端医療部長から聞いた。

台の上に乗って体のバランスを測定するテストで、動揺性(体のゆれやすさ)が高いほどバランス能力は低く、転倒しやすさにつながる。

実験では、ビタミンDの血中濃度と、動揺性には逆の相関関係が見られた。

つまりビタミンDの血中濃度が高い人ほど動揺性が低く、転倒しにくいことがわかった。

高齢者の転倒は骨折に直結しやすいが、太ももの骨折をした人は、ビタミンDの血中濃度が基準値以下だったという臨床データもある。

ビタミンDは高齢者の転倒・骨折に二重にかかわっているわけだ。

ビタミンDは、日光に当たると皮膚でつくられるが、食事(魚、卵、乳製品)からも摂取できる。

転ばぬ先のビタミンD、しっかりとりましょう。
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