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麦めしの効用(1) [医学・医療・雑感小文]

麦と血糖

麦秋。

青い空の下、黄色い穂波が一面に広がり揺れている。

梅雨が来る前の6月の畑は麦刈りの真っ盛りだ。

昔、コンバインなどというものがなかった時代、農村の小学校はこの時期、2~3日が「農繁休暇」になった。

子どもの手でも、ネコの手よりはずっと役に立ったからだ。

当時、「貧乏人は麦を食え」と放言した大臣がいて、子どもでも知る大騒ぎになった。

あれは一種の名言だった。

貧乏人のみならず、お金持ちの方々も召し上がればよかったのである。

そうすれば、今日の生活習慣病人口は半減していたかもしれない。

昔から麦めしは糖尿病によいといわれてきた。

麦めしに多い食物繊維は、糖質の消化吸収を遅らせる。

そのうえ大麦のでんぷんは消化吸収がゆっくりだ。両々あいまって、少量のインスリンで糖質の処理ができる。

インスリン注射や経口血糖降下剤を用いている人が経験する血糖低下作用を防ぐのにも、麦めしは効果的だ。

食物繊維は、血中コレステロールを減らし、動脈硬化を防ぎ、血圧の上昇も抑える。
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