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生体恒常性 [医学・医療・雑感小文]

生体恒常性

「老化とは生体防御の機能が落ちることだが、その落ち方はスローなので、超高齢者になっても日常生活に困るほどはダウンしない」

と、生体防御医学の権威、野本亀久雄・九州大学名誉教授。

「体を本来の正しい状態に保とうとする復元力のことを<生体恒常性=ホメオスタシス<というが、年をとるとその機能が低下してくる。

若者と老人と何が違うかといえば、復元力だ。

ストレスがかかって生体防御の能力が落ちても、若者はすぐ立ち直れる。

老人はそうはいかない」

どう対応したらいいか。

「ストレスがかかったら、早く正常に戻す努力をすること。

仮に若者たちと一緒に遊んだとしたら、必ず十分な回復時間をつくる。

若い人はかなり無理しても一晩寝れば回復するが、老人は2日も3日もかかる。

健康を妨げるものには、本物の病気と、自分で対応できる負荷(ストレス)とがある。

前者は医者の加勢を得て処置する。

後者はセルフメディケーション(自己治療)─自助努力で管理する。

自分の健康は自分で守らなければなりません」
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