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ご用心! [医学・医療・雑感小文]

細菌性食中毒

梅雨は、昔は黴雨とも書いた。

「物みな黴(かび)を生ずるゆえである」と俳句歳時記にある。

梅雨どきに食物が腐りやすいのはカビのもつ分解酵素の作用による。

物が腐ると色、味、においが変わる。

食べれば腹をこわすと、子どもでも知っている。

食中毒は、それとは違う。

食物が細菌などに汚染されても、色、味、においは変わらない。

何も疑わず食べてしまう。だから食中毒はなかなか減らない。

食中毒の原因は、細菌性、自然毒(フグの毒、毒キノコなど)、化学性(ヒ素、水銀、カドミウムなどの化学物質)に大別される。

発生件数が圧倒的に多いのは、細菌性だ。

食中毒を起こす細菌は、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌、ブドウ球菌、ボツリヌス菌…etc.

症状はほとんど胃腸に出るが、ボツリヌス菌中毒では胃腸症状に続いて神経症状が起こる。

食中毒の予防は、まず加熱。手指、まな板、包丁などを清潔に─。

冷蔵庫を過信しないこと。
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