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老年低栄養 [医学・医療・雑感小文]

老年低栄養

「健康のためには粗食がよい、と思っていませんか。それは危険な誤解です」

と、老年医学の専門家、柴田博・日本応用老年学会理事長が警告している。

人は年をとると、大抵体重や体脂肪が減り始めるが、そこへ「低栄養」が重なると、体力・免疫力が低下し、老化が加速する。

低栄養には、エネルギーやたんぱく質が不足している「開発途上国型」と、エネルギーやたんぱく質は足りていても、繊維質やマグネシウム、葉酸などが不足している「先進国型」がある。

高齢者には開発途上国型の低栄養が多く、柴田理事長らの調査では、65歳以上の約10%が低栄養だった。

高齢者が低栄養に陥る原因は、

①食事量の減少(加齢または病気や薬の副作用による食欲減退)

②環境要因(一人暮らし、調理の手抜き)

③経済的要因

④ストレス、精神的要因

⑤粗食が体によいという間違った認識や、フードファディズム(健康によいといわれる食品を重点的に食べるなど偏った食品摂取)だ。

低栄養状態の指標の一つは体重。

病気でもないのに体重が減ってきたら注意が必要だ。
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