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低栄養と脳出血 [医学・医療・雑感小文]

低栄養→脳出血


脳卒中─特に脳出血の基盤には低栄養がある。

それを防ぐ最も重要な栄養素はたんばく質だ。

日本人の動物性たんぱく質の摂取量が増えた1965(昭和40)年ごろから、脳出血の発症・死亡率が下がり始めた。

欧米では日本より50年も前から脳卒中は減っていたが、急激な栄養過剰により心臓病が増えた。

日本は欧米ほど栄養過剰にはならず、脳卒中が減り、心臓病がそれほど増えなかったため、平均寿命が延びて、世界一の長寿国となった。

老年医学の柴田博教授らによる高齢者(平均年齢75・3歳)1777人の調査では、血清アルブミン(単純たんぱく質)値が高いほど死亡率は低く、高齢者の死因上位の肺炎にもなりにくいことがわかった。

動物性たんぱく質の最も効率のよい給源の一つは牛乳だ。

牛乳を「毎日飲む」人と「ときどき飲む、または飲まない」人を比べると、毎日飲む人の生存率が高い傾向が見られた。

また、70歳のときの牛乳の飲み方とその後の身長の減少を調べると、牛乳を飲む人はあまり身長が縮まないこともわかった。
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