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心と体 [医学・医療・雑感小文]

心と体

うつ病は心の病気だが、体の症状を訴える人がとても多い。

これを裏返すと、体の症状にうつ病がひそんでいることもあり得る。

帝京大・心療内科の中尾睦宏教授が、某企業の従業員(1561人、平均年齢35歳、女性31%)の健康診断のさい、構造化面接という方法で調べたところ、大うつ病の人が43人(3%)見つかった。

高脂血症(238人=15%)、肥満(216人=14%)、高血圧(141人=9%)、高尿酸血症(74人=6%)に次ぐ多さで、糖尿病(23人=2%)を上回った。

体の症状が「全くない」人では、うつ病は1人もいなかったが、「一つある」では3%、「二つか三つ」では18%、「四つ以上ある」では45%もの人からうつ病が見つかった。

「職場の健診で、何か体の調子は悪くないですかと軽く聞いて、何もないですと答えた人はノーマーク。

ちょっと頭が痛い、腹の具合が悪いという人に対しては少し詳しくメンタルなことを聞くようにすれば、効率よくスクリーニングができるかもしれません」
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