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限定的評価  [医学・医療・雑感小文]

 限定的評価 


トマトのがん抑制効果については、多くの研究報告がある。

日本でも京都府立医大や秋田大のグループが、大腸がんの発生を抑える、トマトの赤い色素リコピンの効果を、実験的に確かめて発表している。

しかし、米食品医薬品局(FDA)は、日本での研究を含め、トマトやトマトソースなどの消費量とがん発症との関係を調べた計146の論文を分析・検討した結果、その評価は「限定的」でしかないと発表した。

トマトをたくさん食べることで肺、乳房、大腸、子宮のがんにかかるリスクを減らせるかどうかについては「信頼できるほどの根拠はない」が、前立腺に関しては、1週間にトマトを1~5回食べることで、がんにかかるリスクが約4割下がるといった報告があることなどから、予防効果を示す限定的な根拠はある。

しかし「期待のレベルは非常に低い」という。
米がん協会は、「トマトだけでがんを防げるわけではない。トマトを含めた、いろいろな野菜や果物を食べることが大切」とコメントしている。
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