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計画妊娠 [医学・医療・雑感小文]

 計画妊娠

 糖尿病はかなり進行するまで痛くもかゆくもない。無症状だ。

 そのため糖尿病に気づかないまま妊娠し、妊婦健診で糖尿病とわかったときは、すでに失明寸前の網膜症だったり、重い腎症だったりする人さえある。

 網膜症は、妊娠によるさまざまなホルモンの影響を受けて、さらに悪化する。

 腎症のある人では、胎児の発育が遅れ、母体は子癇(しかん)前症という重い合併症を発症する。

 網膜症や腎症はないか確かめ、あればその対策を立てた上で妊娠することが大切だ。

 血糖値が高いまま妊娠すると、奇形の頻度も高くなる。
 
血糖をきちんとコントロールしてからの「計画妊娠」が望ましい。
 
だが現実は、妊娠してからようやく血糖コントロールを始める人がとても多い。

 大森安恵・海老名総合病院糖尿病センター長は、東京女子医大の教授だった1975年ごろから「計画妊娠」の必要性を強く訴えてきた。

 子どものころからの主治医がいる1型糖尿病の人の80%は計画妊娠しているが、2型糖尿病で計画妊娠する人はほとんどいないという。
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