SSブログ

エダマーミー  [医学・医療・雑感小文]

エダマーミー 

飲み干せしビールの泡の口笑ふ   星野立子

ビールは、一年中飲まれる通年性飲料だが、ビールの季節といえば断然、夏だ。

そしてビールのつまみに欠かせないのが、枝豆だ。

だからビール同様、枝豆も夏の季語だろうと思っていた。

が、手元の俳句歳時記3冊のうち2冊では「秋の部」に収められている。

「莢(さや)ごと青々と茹(ゆ)でて名月に供えるので<月見豆>とも言われている」

というのが、山本健吉『新俳句歳時記』の解説だ。

枝豆や雨の厨(くりや)に届けあり  富安風生

一方、「夏の部」に収録した新潮社編『俳諧歳時記』は、

「ビールや酒のつき出しによく出され、莢を出た豆は青い玉のように美しい。爽(さわ)やかな初夏の味覚豊かである」という。

客散りて枝豆の殻なまなまと   小坂順子

ともあれ、ビールと枝豆。

夏の夕べの名コンビは、単に味覚的相性がいいだけではなく、栄養面でも多くの機能性成分の相乗作用で、さまざまな効果が期待できるという。

とりわけ更年期障害の諸症状を緩和し、骨粗しょう症や動脈硬化を防ぐ素晴らしさには、アメリカ人もビックリ。 > 「エダマーミー」と呼ばれ、愛されているそうだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

トマト娘 [医学・医療・雑感小文]

トマト娘

トマトをたくさん食べるとがんを予防できるか? 

それには「信頼できる根拠はない」とFDA(米食品医薬品局)は発表した。

ちょっとガッカリしたが、しかし、まったく効果がないと断定しているわけではない。

とりわけ、前立腺がんについては「予防効果を示す限定的な根拠がある」というのだから、「前立腺世代」のお父さんは、心がけてトマトを食べるとよろしいのではないか。

トマトの抗酸化作用は、赤色色素のリコピンによるものだ。

リコピンの量は、日陰よりも日なたに育ったトマトに多く、味もよい。

リタイア・ファマー(定年退職後の農夫)の友人が丹精したトマトが感動的にうまかったのには、ちゃんと理由があったわけだ。

リコピンは、油に溶けやすく、熱に安定なので、効率よく摂取するには油でいためたり、調理すると吸収が良くなるという。

だからといって、毎度、油いためでは肥満が心配だし、本当にうまいトマトは生に限る。

余談だが、アメリカの俗語では、「トマト」は若くてピチピチした女性のことだそうだ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。